夢の対決 ウルトラパノラマファイト バンダイ 2006年 |
ウルトラシリーズの怪獣達を登場作品やエピソードにとらわれず自由に戦わせている、ちょっと面白い発想の食玩。 パッケージやオマケのメンコの絵柄は梶田達二氏の描き下ろしで、まるで昭和の児童誌のようなレトロ感があります。 オリジナルストーリーが書かれたリーフレットも同封。擬音バリバリでやけにテンションが高いのが素敵。 注目は 「古代怪獣ゴメスVSエリ巻き恐竜ジラース」。意外なところで "ゴジラ対ゴジラ" の夢の対決が実現する形に。 ◆古代怪獣ゴメス VS エリ巻き恐竜ジラース 相似形正統怪獣決戦!! ゴジラの着ぐるみを流用して作られた怪獣同士の対決。 設定上はジラースの身長が45m、対するゴメスは10mしかないはずですが…気にしてはいけません。イメージイメージ。 ベースには科特隊員の乗ったボートやリトラの卵といった、それぞれの登場エピソードに関する小物が。 『ウルトラQ』 第1話 「ゴメスを倒せ!」 より、古代怪獣ゴメス(ゴメテウス)。 『三大怪獣 地球最大の決戦』 のゴジラを改造したものと言われています。 ジラースに引き倒されたポーズで固定されているので、単体で見るとちょっとマヌケ。 『ウルトラマン』 第10話 「謎の恐竜基地」 より、エリ巻恐竜ジラース。 こちらは、大戦争ゴジの頭部+モスゴジのボディが流用されているんだとか。 パーツは全て接着されているので、襟巻きを剥ぎ取られた状態には出来ません。しかしウルトラマンも酷い事するなぁ。 襟巻き以外はまんまゴジラなジラースと、全身に手を加えてゴジラの印象を薄めているゴメス。ある意味対照的です。 この 「ゴメスVSジラース」 のみが目的で買ったものの、なかなか引き当てることが出来ず、結局全部揃えてしまうハメに。 せっかくなので、脱線ついでに他のラインナップも軽く紹介しておきます。 ◆ウルトラマン VS 冷凍怪獣ペギラ 激闘!東京大決戦!! ウルトラマン(Aタイプ)とペギラの対決。 『ウルトラマン』 にはペギラ流用のチャンドラーが存在する事もあって、あまり意外性の無い組み合わせのような気が。 クリア成型された冷凍光線と、ベース一杯に拡がる冷気の表現がダイナミック。 東京タワーの比率が小さ過ぎるような気がしますが、まぁ迫力優先と思えばOK。 ◆隕石怪獣ガラモン VS 宇宙ロボットキングジョー 宇宙ロボット決戦!! チルソニア遊星人(セミ人間)に操られるガラモンと、ぺダン星人に操られるキングジョーのロボ対決。 キングジョーの上半身と下半身はクリアパーツで繋がれており、分離している状態を表現。 ベースは最初にガラモンが現れた弓ヶ谷のダムと思われ、オリジナルストーリーでも同ダムが舞台に。 ◆どくろ怪獣レッドキング VS 古代怪獣ゴモラ 怪力古代怪獣決戦!! 共にパワータイプの怪獣、レッドキングとゴモラの対戦。普通にありえそうな組み合わせです。 オリジナルストーリーでは、レッドキングを倒すためにわざわざゴモラが多々良島まで海を渡ってきたとの事。 ベース中央にはさりげなくピグモンが立っています。そんな所にいたら踏み潰されるんじゃないかピグモン。 ◆宇宙忍者バルタン星人 VS 磁力怪獣アントラー 壮絶昆虫型怪獣決戦!! 共に昆虫タイプの姿をした怪獣同士という事で、バルタン星人とアントラーが対決。 組み合わせの理由が単に虫っぽいからという強引さが、いかにも幼年誌テイスト(?)。 バラージの遺跡や砂に呑まれているジェットビートルなど、ベースが凝っていて良い感じ。 |
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