究極大怪獣 アルティメットモンスターズ ゴジラ3 バンダイ 2008年 |
『アルティメットモンスターズ』ゴジラの第三弾。 第二弾からの流れで今回も流用アイテムが多く、ちょっと面白味に欠ける印象が。 『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS』の登場怪獣に加え、『ゴジラvsスペースゴジラ』よりスペースゴジラが参入。 全5種。 ◆1. ゴジラ2003 三式機龍のアブソリュート・ゼロで受けた傷口が塞がり、再び日本に現れたゴジラ。 胸部の傷跡以外は第二弾のゴジラ2002と同一の造形です。さすがに撮影するのも飽きてきたなー。 ◆2. メカゴジラ2003 高機動型 アブソリュート・ゼロの修復が間に合わぬまま、急遽出撃を余儀なくされた三式機龍・改。 こちらは映画の終盤で見せた高機動型です。 胸部ハッチは開いた状態で固定。3連ハイパーメーサーと、ラストでゴジラを抱えたハッチ内側のツメが再現されています。 しかし、このツメって本来何に使うためのものだったんでしょうか。 左胸には前回省略されてしまった"MFS-3"のマーキングが。これは嬉しい。 右腕の新装備、スパイラル・クロウは変形前のマニピュレータ状態に差し替え可能。 そして今回、新たな試み(?)として、両肘の部分に可動ジョイントが組み込まれています。 このジョイントは、同じくバンダイから発売されているフィギュア『Q-JOY』(通称:"たまらん")に使用されているのと同様の物。 (なぜ通称が"たまらん"なのかは、お手元のキーボードをよく見てみると分かる……はず) ◆3. メカゴジラ2003 重武装型 新しい装備でゴジラに挑む三式機龍・改。 こちらはフル装備の重武装型です。 より本体にフィットするようになった新型バックユニットと、腕部ユニットのレールガン。 こちらも両肘にはQ-JOYジョイントが使用されています。可動部が丸見えなので是非が分かれるところかも。 もちろん、こちらにも左胸のマーキングあり。 ◆4. スペースゴジラ1994 他の4種は全て『東京SOS』の登場怪獣ですが、何故か今回『ゴジラvsスペースゴジラ』のスペゴジがラインナップ。 個人的にVSシリーズにはどれも思い入れがあるので、歓迎したいところなのですが…… 何だかプロポーションがおかしくないですか、これ。特に足の短さが目に付きます。 とはいえ、角度によっては劇中の印象そのままに見えてカッコ良く感じる瞬間も。 この写真は結構お気に入りの一枚。 ゴジラや機龍同様に背ビレは一枚一枚別パーツになっています。 長大な尻尾も雰囲気良し。 正面図。短足以外にも、お腹のディテールの潰れ具合とか、両肩の結晶体の小ささもちょっと気になります。 パッケージでもスペゴジは今回のメイン扱いなだけに、もう少し頑張って欲しかったところ。 せめて結晶体をクリア成型にするとか。 ◆5. モスラ2003 (雄・雌2体セット) 生まれたばかりでも果敢にゴジラに立ち向かう双子のモスラ幼虫。 幼虫の健気な戦いぶりは昭和版も平成版も変わりませんね。 手前が雄、奥が雌となっています。製作現場ではオスが太郎、メスが花子と呼ばれていたとか。 眼の色がメスは青、オスは赤に塗られていますが、劇中では両者とも感情によって青から赤へ変化していました。 口吻部もメスは閉、オスは開と差別化がなされています。 プロップには、顔の斑点の数、牙と尾の突起の長さ、植毛の有無、など雌雄で違いがありますが、そこまでの再現はされていない様子。 何となく牙と尾の突起は差異があるようにも見えるんだけど、単に成型時の個体差のような気もするし……よく分かりません。 まぁ、映画を観ててもほとんど判別できないレベルなので気にしなくてもいいかも。 オスのみ胴体2箇所にジョイントが仕込まれていて、わずかながら可動します。 こちらはたまらんジョイントではなく普通のボールジョイント。 ほんの少し角度が付く程度なので、胴体をぶった切ってまで組み込む価値があったのかは疑問。 |
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