究極大怪獣 アルティメットモンスターズ ゴジラ2
バンダイ 2008年



『アルティメットモンスターズ』シリーズに、早くもゴジラの第二弾が登場。
今回もクオリティは高水準ではあるものの、バージョン違いが多用されているため、新作は実質2種しかないという奇妙な事態に。
色々と大人の事情があるんでしょうけれども、これでは正直パワーダウンしていると言わざるを得ません。
第一弾が素晴らしい出来だっただけに、もう少し頑張って欲しいところ。
全5種。



1. ゴジラ2002

 

『ゴジラ×メカゴジラ』に登場したゴジラ、通称「機龍ゴジ」。
機龍に向かって吠える姿をイメージしたと思われる前傾姿勢で立体化されています。


 

顔の造形は良く出来てると思うんですが、ちょっと似ていないような。
首が太過ぎるのと、眼のペイントのせいかな?


 

背ビレは今回も一枚一枚が別パーツ。
体表のディテールもやはりスミ入れが施され、立体感が強調されています。



2. ゴジラ2002 最終決戦Ver.

 

機龍&茜による捨て身の零距離アブソリュート・ゼロを受け、重傷を負ったゴジラ。
胸部以外は1.と全く同様です。
続編『東京SOS』での傷が塞がった状態ではなく、負傷直後の傷口を再現しているのは貴重かも。
欲を言えば、腕や眼の怪我も再現して欲しかったところではありますが。



3. メカゴジラ2002

 

『ゴジラ×メカゴジラ』版のメカゴジラ、三式機龍。
これはバックユニットと腕部レールガンを装備した「重武装型」と呼ばれる状態。
非常にシャープで劇中そっくりな造形が嬉しいですね。


 

眼は暴走状態の赤色。写真ではよく見えませんが、口内の二連装メーサー砲も造形されています。
ゴジラ同様に背ビレは一枚ずつ別パーツ化されており、組み立ては大変ですが精密な仕上がりに。
左胸の「MFS-3」のマーキングが無いのが惜しい。



4. メカゴジラ2002 アブソリュート・ゼロ展開Ver.

 

こちらは、バックユニットとレールガンを排除した「高機動型」と呼ばれる状態。
機龍本体は3.とほぼ同じものですが、胸部ハッチが開き、絶対零度砲「アブソリュート・ゼロ」が露出した状態に。




胸部をアップで。今も昔も東宝特撮の世界では冷凍兵器が最強なのです。
劇中でまともに命中することは結局ありませんでしたが、アブソリュート・ゼロが敵を粉々にする様が見たかった気もするなぁ。


 

眼は通常状態の黄色で塗装されています。
こちらの高機動型はバックユニットが無い分、本体の造形が観察しやすいですね。
各部のチューブやワイヤー状のディテールが緻密で良い感じ。


 

脚部もシャープな仕上がり。足の裏まで忠実に再現されているのが嬉しい。



5. 改造ガイガン2004

 

大方の予想通り、第一弾のガイガンをリデコしたパワーアップ・タイプが登場。
ノーマルのガイガンが素晴らしい出来だっただけに、今回もクオリティは保証済み。


 

頭部のツノやキバ、コルセット状のパーツと腕部の巨大なブラッディ・チェーンソーは新規造形。
ますますニラニラしてカッコイイですね。(?)
PVC製のため、チェーンソーが若干曲がり気味なのが残念。お湯につけて直せばよかったかな。


 

懲りずに眼を擬似発光させてみる。
ノーマルのガイガンと並べると、カラーリングがかなり暗めに変更されているのが分かります。
キレイなガイガンも良いですが、今回の使い込まれた質感もシブくて良いですね。

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