ミニバトルG ゴジラ超決戦
バンダイ 2006年



ここ数年出続けているソフビフィギュアのセット食玩、『ミニバトルG』 。ゴジラ映画が無い年でもちゃんと出してくれるのは嬉しい。
むしろ新作が無い分、リミッターが外れたかのように濃いラインナップ…思わず今後にも期待してしまいます。



BATTLE 1. キングギドラvsモスラ(幼虫)



『三大怪獣 地球最大の決戦』 より、キングギドラとモスラ幼虫。
ナンバリングが最初なのにゴジラ不在なのが何だか凄いぞ。


 

ソフビ怪獣は大抵ニュートラルな立ちポーズと相場が決まっていますが、このギドラは珍しく動きのあるポーズがつけられています。
特に中央の首の躍動感はなかなかのもの。


 

三つの頭部はそれぞれ表情が違っています。ウロコのモールドも緻密で、気合いが入ってますねぇ。


 

どう見てもオマケ扱いのモスラ幼虫。一箱分のコストの八割くらいはギドラに注ぎ込んだんじゃなかろうか。
なにげに側面のイボイボまで造形されていたりして、手は抜いていない模様。



BATTLE 2. ゴジラvsビオランテ(花獣)



『ゴジラvsビオランテ』 より、ビオゴジと花獣ビオランテ。
なんといっても、ビオランテの花獣形態には驚きです。まさかコイツがソフビになってしまうとは…。


 

VSシリーズのゴジラは "平成ゴジラ" として括られてしまう場合がほとんどですが、今回はきっちりとスーツの再現がなされています。
スマートな体型や背ビレの配列など、小サイズながらビオゴジの特徴が押さえられていますね。頭が尖ってるので海用スーツ?


 

ビオランテはあまり玩具化されない上、植獣形態がほとんど。花獣形態の立体物はかなり貴重といえます。
わざわざセレクトされただけあって、相当気合いの入った作り。葉のディテールが細かいなぁ。



BATTLE 3. ゴジラvsバトラ(成虫)



『ゴジラvsモスラ』 より、バトゴジとバトラ成虫。
異彩を放つラインナップの中ではちょっと地味に見える、基本的な組み合わせです。


 

バトゴジ。やや太い首や明るい眼の色など、ビオゴジとはちゃんと差別化が図られています。背ビレの配列もなだらかな山型。
バトラと対戦させるためか、頭はすこし上向き加減。スーツの首に上を向くギミックが入ったのはこの時からでしたっけ。


 

バトラ成虫。可もなく不可もなく…いつも通りのミニソフビクオリティです。
裏返すと翼は全くの無彩色。まぁ、昔はこれが当たり前だったしなぁ。



BATTLE 4. ゴジラvsバラゴン



『ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃』 より、GMKゴジラとバラゴン。
普通ならギドラかモスラとの組み合わせで、バラゴンはスルーされるところですが、さすが今回は分かってらっしゃいます。


 

GMKゴジラ。映画公開時に出ていたスタンダードソフビをそのまま縮小したかのような高クオリティです。
体表のモールドがシャープで良いですねぇ。今回の4体の中では最も良く出来たゴジラではないでしょうか。


 

護国聖獣・婆羅護吽。座っているポーズでの玩具化は結構珍しいかも。
こちらも小サイズながら手堅くまとめられています。バラゴンかわいいよバラゴン。



BATTLE 5. ゴジラvsジラ



『ゴジラ FINAL WARS』 より、GFWゴジラとジラ。
前回の 『ミニバトルG ゴジラファイナルウォーズ』 と合わせると、『GFW』 の登場怪獣が全て揃います。よくやってくれました。
GFWゴジラは前回のものがそのまま流用されているので、個別写真は割愛(前回も個別には撮ってなかったな…まぁいいか)。




ハリウッド版GODZILLA、またの名を強足怪獣ジラ。
華々しくデビューしたものの、ファンから総スカンを食らってしまった上に "ゴジラ" の名前まで没収された、かわいそうな子なのです。
個人的にはとても好きな怪獣なんですが…。あまり嫌わないであげてください、よく見るとカッコイイじゃないですか。


 

『GODZILLA』 の公開時には当然数多くの玩具が発売されましたが、"ジラ" としての商品化はおそらく今回が初めて。
ソフビにするのは難しそうな細身の怪獣ですが、なかなかスリムで良い感じですね。

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